名古屋城にある愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)が移転します。
夏には大相撲名古屋場所が行われるところですね。
2024年1月現在、着々と新体育館の建設が進んでいて、巨大な建物が出現する工事が行われています。
気になるのが愛知県新体育館はいつオープンするのかですよね?
そして移転先の場所はどこになるのか、名称はどうなるのか調べていきます。
愛知県新体育館のオープンはいつ?
愛知県新体育館のオープンは2025年の7月になる予定です。
そもそもなぜ移転建て替えすることになったのでしょうか?
なぜ移転新築(建替え)するのか?
移転新築(建替え)の目的は、建物の老朽化とスポーツ国際大会の水準を満たしていないためです。
また、名古屋城一体の再整備の必要性もあるからです。
旧の愛知県体育館は1964年に建てられていて、2024年時点で約60年が経っています。
かなり古いことがわかりますね。
また規模や機能が、現在の国際大会のスポーツを開催ための国際水準を満たしていないのです。
名古屋城一体では、金シャチ横丁がオープンし、本丸御殿の復元、天守閣や二之丸庭園の整備などが進められています。
旧愛知県体育館の跡地はどうなる?
旧愛知県体育館の跡地は、かつてこの場所にあった、旧二之丸御殿や向(むこう)屋敷・馬場や弓場などの施設の復元・整備、地下遺構の表示など特別史跡にふさわしい整備を行い、 往時の空間を偲ぶことができる場にしていく予定としています。
本物の名古屋城と言われる平面図はこちら
(二之丸御殿家向屋敷のあるあたりが弦愛知県体育館のある場所)
愛知県新体育館の移転場所はどこ?
愛知県新体育館は、現体育館所在地から約900メートル北の名城公園北園内の野球場に移転新築します。
画像:LIFULL HOME’S PRESSより
- 大相撲名古屋場所にふさわしい風格のある施設
- 50年以上の愛知県体育館の歴史を引き継ぐ施設
- 全国大会を常時自開催できる施設
- 国際大会を開催できる施設
- 全国レベルのコンサート、イベント、コンベンション等の拠点となる施設
といった5項目を満たす「愛知県体育館が積み重ねた伝統を継承した愛知・名古屋のシンボルとなる施設」をコンセプトとしています。
愛知県新体育館の名称はどうなる?
愛知県新体育館は正式名称は「愛知国際アリーナ」で愛称はネーミングライツ(命名権)により「IGアリーナ」と決まりました。
2月8日東京都内で開かれた記者会見で、アリーナの命名権・ネーミングライツを、イギリスの証券会社「IGグループ」が取得し、アリーナの名前が「IGアリーナ」に決まったことが発表されました。
引用元:NHK 東海NEWS WEBより
現愛知県体育館のように正式名称は「愛知県体育館」ですが、愛称は企業などからのネーミングライツによって決めることになっています。
現愛知県体育館は、2018年よりネーミングライツを取り入れ、バスケットボールBリーグの名古屋ダイヤモンドドルフィンズの運営会社が取得し、「ドルフィンズアリーナ」となっています。
当初は2018年から3年間の契約でしたが、期間が延長され2024年3月31日までの計6年間となっています。
ネーミングライツをすることにより、施設の運営資金になるといったメリットがあります。
ただ、施設名が頻繁に変わると、名前が利用者に馴染みにくく混乱しやすいといった側面もあります。
愛知県新体育館は、ネーミングライツなどの広告収入や、多様な利用者に対する観戦体験や飲食の提供などのサービス等による収入で運営されていくとのことです。
愛知県新体育館の概要は?
愛知県新体育館の概要は以下の通りです。
愛知国際アリーナ
敷地面積 約4.6ヘクタール(東京ドームとほぼ同じ広さ)
延床面積 約63,000㎡
建築面積 約26,500㎡
階数 5階建て
アリーナ面積 4,600㎡
サブアリーナ面積 2,600㎡(サブアリーナ・多目的ホール合算)
収容人数(キャパ)
愛知県新体育館(愛知国際アリーナ)の最大収容人数は1万7,000人です。(立ち見含む)
メインアリーナの収容人数は横浜アリーナと並ぶ国内最大級となります。
現愛知県体育館のキャパは7,515人ですので、2倍以上の収容人数となります。
ちなみにガイシホールは10,000人の収容人数ですので、アリーナでの収容人数は各段に増えることになりますね。
画像:建設通信新聞より
座席はスポーツ観戦に適したオーバル型(楕円)と、音楽ライブなどに適している馬蹄型を組み合わせたハイブリッドオーバル型が導入されます。
飲食店舗数
アリーナの飲食店舗は約20店舗の予定です。
今からどんな店舗が入るのか楽しみですね。
アクセスは?
アクセスは、電車・車など以下の通りです。
電車
名古屋市営地下鉄名城線「名城公園」駅からすぐ
名古屋市営地下鉄名城線「名古屋城」駅から徒歩11分
名古屋市営地下鉄鶴舞線「浄心」駅から徒歩18分
新幹線・JR・地下鉄・私鉄各線「名古屋」駅から電車で13分
車
名古屋高速1号線楠線「黒川出入口(IC)」から760m
名古屋高速都心環状線「丸の内出入口(IC)」から1.6㎞
まとめ
名古屋城と共に周辺の整備が進む名城公園内に建設される愛知県新体育館。
オープンは2025年の7月を予定していおり、現体育館所在地から約900メートル北の名城公園北園内の野球場に移転新築されます。
名称も「IGアリーナ」と決まりました。
これからたくさんのスポーツやイベントに活用されていくと思いますので、愛知県新体育館(愛知国際アリーナ)のオープンが今から待ち遠しいですね。