パリオリンピックのピクトグラムがわかりにくい?デザインや海外の反応は?

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パリオリンピック2024のピクトグラムが話題になっています。

ピクトグラムは見た目でわかる図記号で、オリンピックでは競技をピクトグラムで表していますが、パリオリンピックのピクトグラムは「わかりにくい」との声が出ています。

フランスの伝統と芸術性を反映したこのピクトグラムは、世界中から様々な反応を呼んでいます。

その独特なデザインについて他のオリンピックとの違いなど詳しく見ていきます。

目次

パリオリンピック2024のピクトグラムがわかりにくいと言われる理由

2023年に公開されたパリオリンピック2024のピクトグラムについて「わかりにくい」という声が多く聞かれます。

では、なぜパリオリンピックのピクトグラムがわかりにくいと言われるのでしょうか。

その理由として

  • ひと目で見て何の競技かわからない
  • デザインが複雑
  • カラフルである

などがあげられます。

ピクトグラムとは?

まず、ピクトグラムとは、スポーツや公共の場でよく見る、シンプルな絵やマークのことです。

例えば、トイレのマークや電車の座席マークなどがピクトグラムです。

これらは、どんな国の人でも一目で理解できるようにデザインされています。

トイレということがわかりますよね。

しかし、パリオリンピックのピクトグラムは、ちょっと変わっています。

通常、オリンピックのピクトグラムは、その競技をしている人の形をシンプルに表現します。

たとえば、走っている人の形で「陸上競技」を表す、といった具合です。

東京オリンピックのピクトグラム

でも、パリのピクトグラムは、人の形がほとんど使われていません。

代わりに、フランスの伝統的な紋章スタイルを取り入れたデザインになっているんです。

例えば、バレーボールのピクトグラムは、ネットとボールが描かれていますが、人がいないため、一見してバレーボールだと分かりにくいのです。

画像:トリコロル・パリより

さらに、パリオリンピックのピクトグラムは色も豊富で、カラフルなデザインが特徴です。

これは、フランスの芸術性を表現しているとも言えますが、色の多用が逆に競技の識別を難しくしている部分もあります。

パッと見て何の競技かわからないと、ピクトグラムの意味があるのかと思ってしまいますね。

パリオリンピック2024のピクトグラムのデザイナーは?

パリオリンピック2024のピクトグラムのデザイナーは今のところ公表されていません。(2024年1月30日時点)

パリオリンピックのデザイン部門のトップであるヨアヒム・ロンシンさんが、グッズデザインやマスコットのデザインに関わっていることは知られています。

ロンシンさんはフランスのデザイナーで、彼の作品にはフランスらしい洗練されたスタイルが見られますね。

ですが、ピクトグラムは別の方が制作したと思われます。

ピクトグラムのデザインには、パリの石畳や紋章をモチーフにしたデザインは、フランスの伝統的な美学を表現しています。

これは、フランスの芸術性や独自性を世界に示すための試みとも言えるでしょう。

しかし、その一方で、ピクトグラムが持つべき「誰にでも理解しやすい」という基本的な機能が犠牲になっているとの指摘もあります。

デザインは美しいけれど、それがどの競技を表しているのかが一目で分かりにくいのです。

ちなみに、ピクトグラムはオリンピックだけでなく、様々な場面で使われています。

たとえば、空港や駅などで見る案内表示もピクトグラムです。

これらは国際的に理解されるように、先ほどのトイレマークのようにシンプルで明瞭なデザインが求められます。

オリンピックピクトグラムは1964年東京オリンピックがきっかけ

今では街の中でも見かけるピクトグラムですが、実は1964年の東京オリンピックがきっかけとなり、全世界に広まりました。

元々は1920年に哲学者のオットー・ノイラートとイラストレーターのゲルン・アルンツによって作成されたことが起源となっています。

案内や誘導、競技種目などの表示でピクトグラムが採用されたのが、1964年の東東京オリンピックが最初なのです。

当時いろんな国の人が来日するにあたって、言葉ではなく視覚で直感的にわわかるものとして開発されました。

アートディレクターを務めた勝見勝(かつみまさる)さんを中心に、デザインチームで制作しました。

競技種目ピクトグラムは、日本デザインセンターのデザイナー山下芳郎さん1人とされています。(1964年東京オリンピックウィキペディアより)

また、東京オリンピック2020では廣村正彰さん率いるデザインチームが制作しました。

東京オリンピック2020のピクトグラムは好評で、開会式でもピクトグラムのパフォーマンスがあり、印象に残っている人も多いのではないでしょうか?

が~まるちょばのHIRO-PONさん、GABEZ MASAさん、GABEZ hitoshiさんの3人でのパフォーマンスでしたが、5分間で50種類のピクトグラムを表現するという、かなり無謀な?企画だったようです。

この開会式のパフォーマンスで、より東京オリンピック2020のピクトグラムが記憶に鮮明になりましたよね。

パリオリンピック2024のピクトグラムと他のオリンピックとの比較

パリオリンピック2024のピクトグラムは、過去のオリンピックと比べてどのような違いがあるのでしょうか。

ここでは、パリオリンピック2024のピクトグラムと東京オリンピック2020のピクトグラムを比較してみましょう。

TOKYO2020とのピクトグラム画像比較

2021年に行われた東京オリンピック2020のピクトグラムと、パリオリンピック2024のピクトグラムの画像を比較していきます。

競泳

バスケットボール

サーフィン

サッカー

スケートボード

パッと見でわかりやすいのは、東京オリンピックですね。

パリオリンピックの方はシンメトリーで、芸術的で繊細な感じはしますね。

どんな違いがある?

まず、パリオリンピック2024のピクトグラムは、従来のオリンピックと比べて非常に独特なスタイルを持っています。

  • 人の形をあまり使っていない
  • 美しいデザイン
  • 色使いが豊富

などの特徴があります。

通常、オリンピックのピクトグラムは、その競技を行っている人のシルエットをシンプルに表現することが多いです。

たとえば、東京オリンピック2020 のピクトグラムは、各競技を行っている人の動きをダイナミックに描いていました。

これにより、一目でどの競技かが分かりやすくなっています。

しかし、パリオリンピック2024のピクトグラムは、人の形をほとんど使わずフランスの伝統的な紋章スタイルを採用しています。

これは、パリの石畳や歴史的な建築物をイメージさせるデザインで、芸術的で美しいのですが、一方で、どの競技を表しているのかを直感的に理解するのが難しいという問題があります。

さらに、パリオリンピックのピクトグラムは色使いが非常に豊富です。

カラフルなデザインは目を引くものの、競技の識別を難しくしている面もあります。

これに対して、東京オリンピックのピクトグラムは、主に白と黒のシンプルな色使いで、競技の識別が容易でした。

ちなみに、ピクトグラムのデザインは、その国の文化や歴史を反映することが多いです。

パリオリンピックのピクトグラムは、フランスの芸術性や独自性を強調していると言えますね。

パリオリンピック2024のピクトグラムへの世界各国の反応

パリオリンピックのピクトグラムが公開されてから、世界中から様々な反応が寄せられています。

このピクトグラムは、その独特なデザインで注目を集めていますが、それぞれの国の人々はどのように感じているのでしょうか。

ここでは、世界各国の反応を見ていきましょう。

フランスでの評判

まず、フランス国内では、ピクトグラムのデザインがフランスの芸術性を表現していると評価する声があります。

フランスは芸術の国として知られており、その伝統を反映したピクトグラムは、国民の誇りとなっているようです。

しかし、一方で、ピクトグラムが競技を直感的に理解しにくいという意見もあります。

海外からの反応はさまざまです。

海外での反応

パリオリンピック2024のピクトグラムへの海外の反応を集めてみました。 ※翻訳済

引用元:https://www.reddit.com/r/olympics/comments/10wtvy4/the_paris_2024_pictograms/?rdt=61898

彼らはここで本当に的を外していると言わざるを得ません。私にとって、これらは絵文字としてはまったく恐ろしいものです。半分はそれが何なのか推測できましたが、残りの半分はまったくわかりませんでした。そして、それはピクトグラムの目的とは正反対です。ピクトグラムはスポーツを明確かつ簡潔に伝え、遠くからでも誰もがそれが何であるかを認識し、それを行うことができるようにする必要があります。

正直言って本当に大好きです。
それらはすぐに理解できるものですか?いいえ。しかし、なぜそうなる必要があるのでしょうか?
これらは素晴らしく、過去のものにはなかったある意味で芸術的です。
そしてこれはメダルの裏にあるのですか?はい、お願いします!

私は彼らが好き。はい、東京ほど機能的ではありませんが(上に行くのは難しい)、デザインは気に入っています。オリジナルの選択です。

私はそれらがあまり好きではありません。単純ではないからではなく、キャプションを読まなくてもそれらが何であるかを理解できるはずだからです。その写真から「水泳」を理解できる人はいますか?

複数のレベルでひどい。それらは奇妙で一貫性がないように見えるだけでなく、それぞれがどのスポーツを表しているのかを理解するのは困難です。

東京のものは、ゲームの見た目だけでなく、シンプルでよかったです。その年の開会式での彼らの創造的な紹介は今でも覚えています。パリ2024は複雑すぎる。

賛否ありますね。

好きな人もいれば、理解できないといった声もあります。

国によってシンプルなものを好むところと、デザイン性を重視するところの違いがあるので、様々な反応が出るんですね。

日本での反応は?

日本でもデザインが素敵という声もあれば、本来の目的を果たしていないといった声も出ています。

日本のデザインがシンプルでわかりやすかっただけに余計にそう感じてしまいますね。

ピクトグラムは国際的なイベントであるオリンピックの顔とも言えます。

そのため、ピクトグラムはその国の文化や歴史を象徴する重要な役割を担っています。

パリオリンピックのピクトグラムは、フランスの独自性を世界に示す一つの方法と言えるでしょう。

パリオリンピック2024のピクトグラムがもたらす影響

2024年パリオリンピックのピクトグラムは、そのユニークなデザインで多くの注目を集めています。

では、このピクトグラムがスポーツ界やアート界にどのような影響をもたらすのでしょうか。

ここでは、パリオリンピックのピクトグラムがもたらすであろう影響について考察してみましょう。

まず、パリオリンピックのピクトグラムは、スポーツとアートの融合を象徴しています。

従来のオリンピックのピクトグラムがスポーツの動きをシンプルに表現していたのに対し、パリのピクトグラムは芸術的な要素を強く打ち出しています。

これにより、オリンピックの視覚的な表現に新たな可能性を示していると言えるでしょう。

また、パリオリンピックのピクトグラムは、国際的なイベントにおけるデザインの重要性を改めて浮き彫りにしています。

ピクトグラムは、オリンピックのような大規模なイベントの顔となるため、そのデザインは世界中の人々に影響を与えます。

パリのピクトグラムが示した独創的なアプローチは、今後の国際イベントのデザインに新しいインスピレーションを与えるかもしれません。

さらに、パリオリンピックのピクトグラムは、フランスの文化や歴史を世界に伝える役割も担っています。

ピクトグラムに込められたフランスの伝統や美学は、オリンピックを通じて世界中の人々にフランスの魅力を伝えることに貢献しています。

ちなみに、ピクトグラムは単にスポーツの競技を表すだけでなく、その国の文化やアイデンティティを表現する手段でもあります。

パリオリンピックのピクトグラムは、フランスのアイデンティティを強く反映したデザインと言えるでしょう。

まとめ

パリオリンピック2024のピクトグラムがわかりにくいということや、そのデザインや海外での反応についてみてきました。

パリオリンピック2024のピクトグラムは、その独特なデザインで世界中から注目を集めています。

フランスの伝統的な紋章スタイルを採用し、カラフルな色使いで表現されたこのピクトグラムは、スポーツとアートの融合を象徴しています。

しかし、ピクトグラムの基本的な機能である「誰にでも理解しやすい」という点では、一部で「わかりにくい」との意見もありました。

世界各国からは様々な反応が寄せられ、フランス国内では誇りとされる一方で、海外ではデザインの複雑さに対する指摘も見られます。

このピクトグラムは、国際イベントのデザインに新たな視点を提供し、フランスの文化やアイデンティティを世界に伝える役割を果たしています。

オリンピックが始まり、またさらにどんな反応が出るのでしょうか?

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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